｢3･1独立運90周年記念のつどい｣への賛同を呼びかけます

呼びかけ人

大日方純夫（早稲田大学文学学術院教授）
佐藤光雄（日本平和委員会代表理事）
大黒作治（全国労働組合総連合議長）
高田公子（新日本婦人の会会長）
長尾光之（日本中国友好協会会長）
西野瑠美子（女たちの戦争と平和資料館前館長）
畑田重夫（国際政治学者）
松井繁明（自由法曹団団長）
柳沢遊（慶応義塾大学教授）
山口啓二（東京大学、名古屋大学元教授）
山田朗（歴史教育者協議会委員長）
渡辺貢（日朝協会会長）

第1次大戦後の、民族独立を求める世界的な動きの中で、1919年3月1日に、ソウルなどで知識人らが「独立宣言」を読み上げ、朝鮮全土で民衆が「独立万歳」を叫ぶ大衆運動がくりひろげられました。日本の植民地支配からの解放を求めて運動に立ちあがった民衆に対して、日本の植民地当局が取った態度は虐殺を含む過酷な弾圧でした。

3・1独立運動と呼ばれるこの運動から丁度90年の節目の年を迎えるにあたり、わたしたちは、90周年記念行事の開催を呼びかけるものです。

植民地支配の実態と先駆的な人々の国際連帯の歴史に学び、日本国憲法をアジアの歴史の中に位置付け、さらに朝鮮半島の非核化と、過去の清算と懸案事項の解決をともなう日朝国交正常化を展望することが、平和な北東アジアを構築していく今日的課題を取組む上で重要と考えます。

平和、民主主義、生活向上と社会進歩のため日頃ご活躍されている幅広い団体、人士による賛同人のご参加ご協力による国民的な行事として、2009年3月1日（日）に別紙ご案内の通り東京都内で3･1独立運動90周年記念のつどいを開催いたします。

趣旨にご賛同くださり、成功のためのお力添えをいただきたく心から呼びかけます。

事務局団体・日朝協会

上記呼びかけにより開催される「つどい」は下記のとおりです。

1919年3・1独立運動90周年記念のつどい
パネルディスカッション
その歴史的意義と今日的課題
～アジアの人びとと歴史認識の共有を目指して～

第1次世界大戦後の民族独立を求める世界的な動きの中で東アジアでは、日本の朝鮮植民地支配に対する1919年3・1独立運動や中国の5・4運動が起こりました。この3・1独立運動の歴史的意義を、世界史的な視点と米騒動など日本での運動を含めて捉えると共に、6者協議と日朝国交正常化、「9条国際公約説」など今日的課題とも合わせて考えてみたいと思います。

日時：
2009年3月1日（日）13:00開場、13:30開会

場所：
在日本韓国YMCAアジア青少年センター　 ◆地図◆
〒101-0064 東京都千代田区猿楽町2-5-5
JR水道橋駅徒歩6分、御茶ノ水駅徒歩9分、地下鉄神保町駅徒歩7分

パネリスト：
趙景達（チョ・ギョンダル）氏（千葉大学教授、近代朝鮮の民衆運動史、政治思想史）
畑田重夫氏（国際政治学者）
緒方靖夫氏（日本共産党副委員長、同国際局長、前参議院議員）

文化行事：
金順子（キム・スンジャ）さん（(社)韓国国楽協会日本東京支部長）による鎮魂の舞

資料代：
1,000円

来賓（ともに予定）：
在日本朝鮮人総連合会、在日本大韓民国民団