日朝協会の声明・談話など

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2020年〜

新年のあいさつ

日朝協会会員・「日本と朝鮮」読者の皆さん、友好団体の皆さん、いかが新しい年をお迎えですか。新しい年が健康に恵まれ平和に向かう年となりますことを強く願います。


昨年は日韓関係は戦後最悪の一年でした。安倍政権は18年10月の韓国大法院が下した徴用工判決に対し「1965年日韓基本条約・日韓請求権協定ですべて解決済み、韓国は国際法に反している。韓国は国と国との約束を守らない」と強く反発し、経済制裁を課し、それに対し韓国政府や国民の反発が広がり日本商品の不買運動等が広がり戦後最悪となった事態は打開されていません。マスコミの多くが安倍政権の主張に追随し、そのため「解決済みなのではないか。蒸し返すのか?」との感覚を抱いている人も多いようです。

日朝協会は、戦後最悪の日韓関係を克服するうえでも、改めて、そもそも日韓協定・日韓請求権協定とは?日韓請求権協定で何が解決され何が解決されなかったのか? 日本が韓国へ行った3 億ドル無償供与、長期低利の有償貸付は何のための供与・貸付か?

それらは日本軍「慰安婦」や徴用工に配られる性質のものだったのか? 請求権協定締結に向けた協議のなかで徴用工に対する賠償に関して何らかの合意があったのか? 等についてあらためて多くの人々とともに勉強し、安倍内閣とマスコミが垂れ流す「徴用工問題は日韓請求権協定で解決済み」の重大な間違いを多くの人たちと正していくことが求められていると思います。


戦後最悪の日韓関係を良い方向に変えていくには、韓国(そして朝鮮半島) の人々の思いを今一度知り、理解することが求められていると思います。例えば8月15 日は日本では終戦記念日とし、戦争の惨禍で何の責任のない多くの人が意に反して命を奪われた、悲惨な戦争は絶対に繰り返させてはならないとの思いを世代を超えて共有し、受け継ぐことが確認される日です(但し、公式行事では何故戦争に至ったのかという反省の上に立った、同じ過ちを繰り返させないために今を生きる者はどうすべきか、との観点が薄いようです)。 それに対して韓国では同じ8 月15 日でも光復節。36 年に渡り植民地支配を受け、国を奪われ、朝鮮の名を奪われ、学校では朝鮮語が排除され、そして宗主国の侵略戦争に徴用・徴兵で動員された等々、失った民族の誇りを取り戻せた歓びを表す日。

このような宗主国と植民地国の歴史を直視し、その時代に民族の誇りを奪われた歴史的事実や歴史認識を知り、理解することは日韓の人々の相互理解を進め、信頼・友情を高めるためにも強く求められていると思います。


日朝協会は、朝鮮半島の平和・友好に関して多くの人々が感じていること、政権の誤った態度、マスコミがキチンと伝えないこと等について、多くの人々と考え行動していきたいと思います。

日朝協会は、国際連帯そして、国内友好団体との共同、都道府県連あるいは支部と共同しながら非核平和の朝鮮半島、日朝国交正常化、安倍改憲許さない、辺野古新基地阻止、ヘイトスピーチ許さないなど在日の人々の人権擁護・差別を許さない運動等を地道に取り組んで行きます。

新しい年を迎え思いを込めたご挨拶とさせていただきます。今年もよろしくお願いします。

2020年1月1日
日朝協会 会長 宮川泰彦





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